アイヌのこと 〓 〜三國通覽圖説より〜
2020-09-16


禺画像]
懸刀(かけがたな) 平身無刃(ひらみはなし)
この懸緒(かけお)蝦夷にて織るなり。
日本のサナタ打ちのごとし。
此の緒を筋違(すじちがい)に肩に掛くるなり。
鐺(ふちがしら)は角(かく)なり。
鞘(さや)は革巻
模様(かわまきもよう)は朱黒相雑(しゅくろあいまじり)なり。
鞘の幅一寸五分。
太刀の長さ二尺余、柄の長さ五寸ばかり、掛緒(かけお)の幅二寸余、
鍔(つば)は三枚重、柄は黒革巻。

人死すときは葬送(そうそう)を畢(はっ)て、一類の者共集まりてその施主たる人の頭をこの刀にて一打(いっちょう)づつ打って血す。これ不孝、不悌等の罪を攻(せむ)る心なりと言えり。これをメカ打ちという。
[我が国日本国]
[日本人]

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