金正恩 比較考
2020-05-06


禺画像]
ネット界では、北朝鮮の金正恩の死亡説、重体説が流れ、それを受けて5月1日北側メディアが金正恩の肥料工場式典参加の写真と動画を公開し健在ぶりをアピールした。
ただ歴代の北朝鮮最高指導者同様、金正恩にもそっくりさんの影武者がいるらしい。連休の自宅待機であまりに時間があるので、ネットから写真を探し切り取って、顔が夢に出てくるくらいじっくりと比較してみた。

【左写真】
この写真は金が2019年4月露朝首脳会談でウラジオストクに行ったときの写真。隣にプーチンがいるので、この写真は本物の金正恩であるとしよう。この写真を本人と仮定し、基準にする。
金の顔にはほくろがいくつかあり、目立つのは
右目の涙袋の下にふたつ、
小鼻の左上にひとつ
右のほうれい線のすぐ上にひとつ
左寄り鼻と唇の間にひとつ
顎の右寄りの部分にふたつある。
それ以外に外国首脳と一緒に移る他の写真には、右まゆの上のおでこに薄く太ったための皺か傷跡がある。
耳たぶの下の線を結ぶと、ちょうど小鼻の上に延長線が通る。
額の生え際は緩いカーブを描いている。
外国首脳会談での他の本人写真でも生え際と耳たぶ線はこの写真と同じであった。

【中央写真】
このたび5月1日肥料工場での写真とされるもの。
まず、右まゆ上の額に傷跡のようなものがあるが左写真と違っていかにもはっきりとした人工的な様相の傷跡である。
ほくろについては画像が荒く、左写真で指摘した場所のほくろは確認できないが、左写真にはなかった右ほほ中央に大きなほくろがある。
耳たぶ下を線で結ぶと線の延長線が上唇の端か、口を閉じたとしても鼻の下に線がくるので、線が小鼻上にかかる本人とは位置が違う。
また、額の生え際は本人のカーブではなくまっすぐ、別の写真で肥料工場テープカットでの壇上の金の額も真っすぐなので左写真とは違う。

【右写真】
中央写真と同じく5月1日に公開された肥料工場での写真だが、額の生え際がカーブで、中央写真の生え際と違う。
写真画像が荒く左写真のようにほくろの位置は確認できないが、
耳たぶの線は、笑っているので唇が上がっているが、この写真が笑っていないとしたら左写真の「本物」と同じ小鼻上に耳たぶ線がくる。

【私の結論】
5月1日公開の車から降りてきた中央写真の金と壇上でテープカットの金は本物の金ではない。
本人≠5月1日肥料工場入り口、式典の金

同じ5月1日公開の右写真は、本物の金に近い。
本人=5月1日肥料工場内での金

因みに同じ式典で控える妹と思われる写真も、
本人≠壇上で金の隣の妹≠テープカットで後ろに控える妹
は、髪の長さ、横顔からみる若さが合致しない。

従って北朝鮮が5月1日に発表した金の写真は、本物らしき(過去の視察写真?)の金と影武者の金が混在してる、と思われる。これを以って金が5月1日現在元気だということは断言できない。

追記 2020.6.06
[URL]
[チャイナ・韓国・北朝鮮]

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