日本人の3つのタブー 〜政治編〜
2019-10-29


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相手が日本人、外国人問わずとおしゃべりするとき、日本人が自然に避けようとするタブーのテーマが3つある。「政治」「歴史」「宗教」だ。
理由は、これらをテーマにすると相手と意見が対立する可能性があり面倒だからとか、そもそもこれらに関心も知識もなく、会話にならないというのが理由だろう。結局天気、趣味、好きな食べ物の話など無難なテーマで終わらせる。
私自身も、不得意だったこの3つのテーマについて10年ほど前から自分なりに調べ意識的にこれについて友人知人と会話するようになった。
これら3つのテーマは確かに「面倒」だが、相手が特に外国人だと会話が深遠になり盛り上がることが多い。

〜タブーその1 政治〜
いつも通っている中国語教室で指定の慣用句を使って短い文章を作る宿題をクラスで発表した時の出来事。
「日中友好は重要なのは重要だが、日本政府は明確に自らの立場を主張しないと、中国は自分が正しいと誤解する可能性がある」
という内容を中国語で作文した。いつも明るい中国人の先生の表情が一瞬凍り、いつもなら生徒の読んだ無難な作文を板書してくれるのに、本気か冗談か「危険だからこの文章は板書しない」と言って、私のこの作文だけは板書してくれなかった。加えて中国語では「莫談国事」という言い方があることを教えてくれた。「国の事(政治)のことは話すな」という意味らしい。中国は共産党の独裁国家であるから、国の事をつべこべ言えば身の危険があるのを一番分かっている中国人の処世術なのだろう。
[日本人]

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